2017年07月22日

ストレスを溜めずに、家計簿を長続きさせるコツ

家計簿をつけてますか?

家計管理の基本とも言える家計簿ですが、実際は「毎日続けるのが面倒」という理由で、続かない人が多いようです。

私も、過去何回かつけようと努力しましたが、

・ いちいちレシートを見ながら書き込むのが面倒
・ 電卓をたたいて集計するのも面倒


ということで、長続きしませんでした。

今日は、私のように家計簿が長続きしない人のために、それまでなかなか家計簿が長続きしなかったという、垣内 結以さんが実践している、長続きする家計簿のコツをご紹介したいと思います。

1. いろんなタイプの家計簿を使って自分にあうものを探す


家計簿には、様々なタイプがあります。

まず、ノート、エクセル入力、家計簿アプリなど、何に記録を残すかという選択肢があります。

・ 基本は手書きするノートタイプ
・ 計算を楽にしたいならエクセル
・ お金を使った都度記録を残したいなら家計簿アプリ


手書きが面倒で続かなかったという方は、もしかしたらエクセルやアプリのほうがあっているかもしれません。

また、手書きのノートと一言で言っても、本屋で家計簿を探してみると、

・ 日付が載っていて毎日記入するタイプ
・ 費目別になっているタイプ
・ レシートを貼り付けるタイプ

など、いろんな種類があります。

これも、人によって合う、合わないがあるので、実際にチャレンジしながら自分にぴったりなものを探してください。

「家計簿はストレスがたまるから無理、やめよう」と結論付けるのではなく、「ストレスなく続けられるものを探す」、これがポイントだそうです。


竹内さんの場合は、つけ始めたころは、日付が載っていて毎日記入するタイプの家計簿を使っていましたが、その後、合わないと感じたので自作の家計簿を作り、さらに面倒だと感じたので、次は市販の費目別になっているものを買ったそうです。

すると、このタイプが「ストレスなく続けられる」ということが分かり、それ以降毎年同じ家計簿を買うようになったということです。


2. 費目を少なくする
家計簿をつけるうえでネックになるのが食費や日用品費、レジャー費などの費目分けです。最初から費目をたくさん用意しておくと、仕訳が面倒になり、続けられない原因になるので、費目は少なくしておくのが鉄則だそうです。

竹内さんのおすすめは、4、5個までだそうで、夫婦ふたり暮らしの竹内さんは、住居費や光熱費などの固定費を除くと、

・ 食費
・ 日用品費
・ その他

の3つにしか分けてないそうです。

外食費は食費に振り分け、後から外食の回数を確認できるよう、外食費だけ赤字で書いて目立たせ、また、被服費や交通費、レジャー費などは「その他」に振り分けるか各自のおこづかいから出すことにしたそうです。

竹内さんによると、選択肢が3つしかないと、家計簿の記帳が驚くほどラクだということです。

そのため、自分だけが使う被服費や交通費、美容費、交際費、平日の昼食代などはおこづかいから出すことにして、各自のおこづかいを大幅にアップしています。

何歳になっても、おこづかいが増えるというのはうれしいそうで、竹内さんもご主人も、何に使うか自分で決められるお金が増えたため、満足度が高まったそうです。


竹内さんは、「費目分けに悩まされている方は、一度、その他やおこづかいに含められそうな項目がないか探してみてください。」と言われています。

整理する費目としては、毎月出て行っているけど、月の支出は数百円、数千円程度という少額の費目や、出ていく回数が少ない費目がねらい目だそうです。


3. 内訳はざっくり書く
家計簿をつけるというと、内訳を詳細に書いたほうがいいと思っていませんか?

例えば、スーパーで食材を買ったら、レシートを見ながら

牛乳 〇円
小松菜 〇円

と詳しく書いている人もいるかも知れませんが、そういう情報ってあまり残しておく必要はないと思いませんか?

後から見ても、「この頃は野菜が値上がりしてたなー」という情報しか得られません。


ですから、家計簿を長く続けるためには、家計簿につける値段は「レシートに書かれてある合計額のみ」に絞ることが、ストレスなく記帳できるポイントだということです。

食費は日付、買った場所、値段だけ書いてあれば、だいたいの支出内容は把握できるそうですよ。

実際、竹内さんの家では

〇月〇日 衣類洗剤など △円
〇月〇日 □□駅までのタクシー △円

などとざっくり書いていて、値段も、レシートに書かれてある合計額のみ書いているということです。

竹内さんも、ざっくり書くようになったことで、記帳するときのストレスが大幅に軽減されたそうです。

4. 食費は週単位で小計を出す

1か月が終わると、費目ごとに今月はいくら使ったのか計算しているかと思います。そんなとき、計算が面倒くさいのが食費です。

食費は、他の費目に比べると、買い物の頻度が多いので、記帳する数も多くなります。電卓をたたいていても、途中で計算間違いをしそうになることが多くなると思います。

そこでおすすめする方法は、「食費だけ週単位で小計を出しておく」ことです。

小計を出しておけば、1か月が終わるときには、4〜5つの小計額を足すだけになるので、計算がとても楽になります。

また、1週間終わるごとに小計を出すと、

「今週はたくさん使った」
「あまりお金を使わない週だった」
「毎週、似たような支出額になっている」

ということが分かり、お金の使い方を見直すきっかけにもなります。


おすすめは、財布からレシートを抜くタイミング


5. 家計簿タイムをつくる

最後は、家計簿をつけるタイミングです。

レシートをためておいて、時間があいたときにつけようと思っていると、つけ忘れてそのまま放置という状態になることが、今までありませんでしたか?

これをなくして家計簿を長く続けるためには、1日の中で家計簿を記帳する時間を設定しておくのが、おすすめだそうです。

マメな方は、お金を使ったらすぐ家計簿アプリに入力することもできるでしょうが、ズボラな方には難しいですよね。

しかし、朝のすきま時間、夜寝る前のくつろぎタイム、お昼休みなど、家計簿を記帳する時間を設けておけば、「いつまでたってもできない」という状況から抜け出せます。

また、家計簿をつける時間「家計簿タイム」は、週に1回とかではなく、1日1回が理想だということです。

これは、1週間分まとめてやろうとしてしまうと、レシートの量が意外と多くて、結構面倒になって、続かなくなる原因になるからです。

そして家計簿をつける時に必ず行うのが、財布に入れておいたレシートを抜く作業です。

家計簿を長く続けるための、財布からレシートを抜くおすすめのタイミングは、家計簿に記帳する時です。

つまり、レシートを抜き取ったら最後、記帳しなければいけないというルールにしておくということです。

竹内さんの場合は、1日の終りに財布からすべてのレシートを取り出して記帳しているということです。

以前は、何日もレシートが入ったままという状態だったそうですが、毎日レシートを整理することで、レシートが入ってない、すっきりとした財布が毎日使えているそうですよ。

このレシートが入ってない財布は、本当に使いやすいし、パッと開くだけで今いくら入っているのか把握しやすくなるので、お金を使うのが気持ち良くなりそうですね。


いかがですか?

竹内さんは、「家計簿は、歯磨きのようなもの」と言ってます。

歯磨きは、歯を磨きたいからやっているのではなく、虫歯になりたくない、口の中をすっきりさせたいと思うからやっているものなので、面倒だと思っていても、習慣化されれば

「しないほうが気持ち悪い」

という状態になります。

家計簿もそれと同じで、家計簿自体をつけたいと思っている方はほとんどいないでしょうが、でも、支出を把握したい、削れる出費がないか確認したいと思うからつけるんです。これが習慣化できれば、歯磨きと同じように、次第に

「何に使っているのか分からないと気持ちが悪いから」

という状態になるということです。


いかがですか?

これなら私でも続けられそうです。また、トライしてみようと思います。

あなたも、ストレスのない家計簿をつける方法を実践し、家計簿を長続きさせませんか?


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2017年07月21日

あなたは知ってましたか?お酒にまつわるウソ・ホント

昔は、「お酒は百薬の長」などと言われていましたが、科学の進歩によってお酒にまつわるいろいろなことが分かってきました。また、お酒に関する格言もいろいろありますが、中には「本当なの?」と思うようなものもあります。

そこで今日は、そんなお酒にまつわるウソ・ホントについて、ご紹介したいと思います。


Q1:日本人はお酒に弱いってホント?
これはホントです。

アルコールは胃や腸から吸収され、大部分が肝臓で代謝されます。この代謝する助けをするもの(アルコール分解酵素)のうち、一番重要なのがALDH2(アセトアルデヒド脱水素酵素2)と呼ばれる酵素です。この酵素を作る遺伝子7は2種類あり、それぞれ両親から一個ずつ受け継がれます。

分解能力が高いのがN型、低いのがD型なので、つまり、NNタイプのヒトと、NDタイプのヒトと、DDタイプの人がいることになります。

NNタイプの人はすぐお酒を分解できるので、いわゆる「お酒に強いヒト」、NDタイプは「そこそこ飲めるヒト」、DDタイプは「下戸」ということです。

では、日本人のその比率はどれくらいなのかというと、それぞれ45%、45%、10%くらいといわれています。つまり、飲めないヒトが1割ってことですね。とはいっても、大量飲酒して肝臓を傷めたり、アルコール依存症になる方はほとんどNN型のヒトだそうですので、強いからといって飲みすぎは厳禁!です。

また、白人や黒人の方にはあまりDタイプの遺伝子を持つヒトはおらず、日本人、中国人はDタイプの遺伝子のヒトが多いようです。ですから、「日本人はお酒に弱い」はホントなのですね。


Q2:お酒を飲み続けてると強くなるってホント?
これはある程度ホントです。

Q1で出てきたALDH2が一番働く酵素なのですが、実は飲み続けているとMEOS(ミクロゾームエタノール酸化酵素)という酵素も働くようになります。

この酵素はお薬を代謝する作用もあるのですが、アルコールを大量に飲むと、アルコールの分解の手助けもするようになります。つまり、「鍛えるとアルコールが強くなる」のです。

でも、MEOSはお酒をやめるともとに戻ってしまいますし、MEOSが働きすぎるというのは肝臓にとってはあまり良くないので、鍛えるのもほどほどにしておいた方が良さそうです。


Q3:女性はアルコール依存症になりやすいってホント?
ホントです。

アルコール依存症になるスピードは、女性のほうが早いことが知られているそうです。これは、一般的に女性のほうが小柄なことや、女性ホルモンの影響があるとされます。

ちなみにアルコールは主に肝臓で代謝されますが、アルコールによって肝臓が直接痛めつけられることと、栄養障害という間接的な影響で、アルコールを長期にわたり大量に摂取した方の肝臓はまず脂肪肝になり、そしてアルコール性肝炎、肝硬変という状態まで悪化します。

ちなみに脂肪肝の時点ではお酒を控えればもとに戻るので、「検診で脂肪肝といわれた」方でも、まだまだ諦める必要はありません。

なお肝硬変とは、肝臓がきちんと働かなくなった最後の状態のことです。アルコールを1日平均120g(日本酒5合)を15年間つづけると1〜2割の人が、160g(6合強)を20年間続けると約半分の人が肝硬変になるそうです。

このアルコール依存症によっておこる内臓の障害の一例である肝硬変では、女性は男性より肝硬変の発生率が高く、積算飲酒量(どれだけの量を何年飲んだかということ)が約2/3で、飲酒期間も約10年短いうちに肝硬変がおこってしまうことがあるといわれています。

ですから、お酒の量は、男性の半分から2/3位くらいの量にとどめておいた方が無難です。


Q4:お酒を飲むと乳がんになりやすいってホント?
残念ながら、ホントのようです。

なんと、1日平均の飲酒量がアルコール換算で、6g、12g、24gの人の乳がんリスクは、お酒を飲まない人と比べて、それぞれ4.9%、10%、21%高くなったという調査結果があります。ちなみにアルコール12gは、日本酒なら半合、ワインなら1杯(100ml)、ビールなら1杯(250ml)くらいなので、たいした量ではないと思うのですが、これでリスクが上がるのは、少し辛いと思いませんか?

なお、アルコールの種類には関係なく、純粋に量のみがリスクと関係があるといわれています。


Q5:月経前は酔いやすいってホント?
月経前は酔いやすいというのは、ホントです。

エストロゲンという女性ホルモンは、肝臓のアルコール代謝を遅くすることが知られています。そのため「エストロゲンが体内に多いとき=月経前」は「長時間体内にアルコールが残ってしまう=酔いやすい」ということになるのです。

この理屈でゆくと、排卵前も酔いそうですね。排卵は自分ではわからないことも多いので、目立たないのかも知れませんが。

女性で30歳すぎてからだんだん飲めるようになるヒトや、閉経後にお酒に強くなるヒトがいるようですが、体内のエストロゲンが減ることが一因とも言われています。


Q6:ビタミンCを飲むと酔いにくいってホント?
確証はないですが、おそらくホントです。

体内のビタミンCが減少する原因として、タバコ、飲酒、ストレス、大気汚染などがあると言われています。

逆に考えると、ビタミンCをとると酔いにくいのでは?と、思われます。飲酒で不足すると言われているのが、ビタミンB群です。人によるかも知れませんが、コンビニに並んでいるビタミン剤(栄養ドリンク剤)には、酔いにくくなる効き目があるようです。


Q7:酔いにくい食べ物があるってホント?
コレもホントです。

酔いにくい食べ物は、基本的には「アルコールの吸収をゆっくりにして、代謝を助ける食べ物」ということで低カロリー、高タンパク、ビタミン、ミネラルが多いおつまみになります。

お酒を飲む前に市販の胃薬をのむと、胃粘膜を保護して吸収がゆっくりなりますので、酔いにくくなるようです。胃粘膜を保護という意味では牛乳もOKです。あとは、なんと言っても肝臓がお酒を分解できる速さには限界があるので、肝臓のためにはゆっくり飲むことを心がけて下さい。

そして、肝臓のためには、アミノ酸の一種のタウリン・システインを含む食品がおすすめです。タウリンはイカ・タコやカキ・アサリ・ホタテなどの貝類、また市販のドリンク剤にも配合されています。(するめについている白い粉、実はあれがタウリンです。)システインは枝豆・ゴマ・うずらの卵・そば・キウイなどに多く含まれます。 ちなみにゴマは肝臓を守るといわれるセサミンを含むので、なおベターです。

ハーブでは、ウコンにふくまれるクルクミンも肝臓の機能を高めて酔いにくくなります。


Q8:二日酔いに効く食べ物があるってホント?
ホントです。

二日酔いを語る以前に、とにかくまず水分をとって、できるだけ早くアルコールを体の外に追いだしてあげるようにして下さい。その後に、二日酔いに効く食べ物を摂ります。

コーヒー、お茶、チョコレートに含まれるカフェインはアルコールの分解を助け、中枢神経を刺激して興奮させることで、ぼーっとした状態から抜け出る手伝いをします。

また、昔から言われることですが、柿に含まれているカタラーゼという酵素は、アルコールの分解を進める効果があります。そして、柿に含まれるタンニンやペクチンもアルコールの吸収を抑える作用があるようです。

なお、食べ物ではないですが、飲んだ次の日の朝にシャワーをあびるのも血行、新陳代謝を良くして、体の中でのアルコールなどの分解を活発にします。同じ理屈でぬるめのお風呂に入るのも効果がありますが、飲酒直後は血圧が上がる原因になるので、避けて下さい。

いかがですか?

アルコールはいわばある意味「質の悪い麻酔剤」のようなものです。


ゆっくり味わって、楽しく飲むようにして下さいね。


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2017年07月20日

「ライト」なタバコが、肺腺がんの増加要因だそうです

肺腺がんは、今や肺がんの中でもっとも一般的なタイプで、先日亡くなった女優の野際陽子さんや、歌舞伎役者の中村獅童さんの肺がんも、腺がんです。がんには様々な要因があるので、非喫煙者で肺腺がんに罹ってしまう例も少なくありませんが、だからと言って、タバコが肺線ガンの原因ではないとは言い切れません。なぜなら、大多数の肺腺がん罹患者は喫煙者だからです。

今日はこの肺線ガンの増加要因について、ご紹介したいと思います。

1.軽いタバコの罠
タバコが体に悪いことは、今や誰もが知っていすが、そうは言っても、ニコチンには強い習慣性があるため、簡単には止められないのが実態です。

どうせやめられないのなら、外気で煙も薄まり、タールも少なく、そして少しでも軽く思える「ライト」とか「スーパーライト」とか書いてあるフィルターに小さな通気孔がついているタバコを選ぶ人が多いのではないでしょうか。

しかしアメリカの公衆衛生当局は、15年以上前から「『低タール』とか『ライト』なタバコの方が、健康被害が少ないというタバコ会社の主張は、危険だと考えていた」そうです。

90年半ばから積極的にタバコ規制に取り組んできたアメリカでは、喫煙者が減るに従って他のタイプの肺がんが減少を続けているのに、多くが肺の奥の方から発生するこの肺腺がんだけは増加傾向にあったのだそうです。

研究者や公衆衛生の専門家らは、アメリカでは50年前に導入されたいわゆるライトタバコに疑いの目を向け、研究を続けてきたそうで、先月、オハイオ州立大学総合がんセンターをはじめとする大学やがんセンターの研究者らが、通気孔つきフィルターのタバコが、肺腺がんの増加に関連しているという研究結果を発表したのです。

2.「ライト」、「低タール」の意味

アメリカのタバコ産業では、機械に吸わせたタバコの煙を測定し、発がん性物質が含まれるタールが7ミリグラム以下はウルトラライトとか、ウルトラ低タールと呼んでいます。

普通のタバコだとタールが15ミリグラム以上なので、ウルトラライトの方が害が少ないと言われると、つい納得してしまいそうですが、しかし実際に人間がタバコを吸う時には、気づかぬうちに通気孔を唇や指でふさいでしまったり、有害物質が溜まる根元まで吸ってしまったりと、肺に吸い込まれる有害物質の量は、機械測定の数字通りにはいかないのが実態なんだそうです。

また、タバコの煙にはタール以外にも60以上の発がん性物質が含まれていますし、それだけではなく、上記の研究を率いたオハイオ州立大学総合がんセンターのシールズ医師によれば、ライトタバコにはフィルターに通気孔があるために、タバコの燃焼が変化して、より多くの発がん物質が発生し、また深く吸うので煙が肺の深部まで到達すると、述べています。

つまり、肺の奥で発生する肺腺がんが増えていることと符号しているということです。

3.アメリカと日本の対応の差

タバコ被害を減らすためにアメリカでは、2009年にオバマ大統領が「家族の喫煙予防とタバコ規制法」を制定し、米国食品医薬品局(FDA)にタバコ規制の権限を与えて規制をしやすくしましたた。

またこの法律により、「ライト」や「低タール」といった誤解を招くような製品ラベルは禁止され、逆にタバコの潜在的な有害性や成分をわかりやすく示す大きな警告ラベルを表示することが義務付けられましたが、今回の研究結果により、ライトタバコに対する規制強化を求める声はさらに高まりそうです。

シールズ医師は、「データが過去20年間の通気孔付きフィルタータバコと、肺腺がんの増加を関連を明確に示した」ことから、FDAは通気孔使用の完全禁止を含めた規制強化を、即時に実施する義務があると主張しています。

一方日本の状況を見てみると、アメリカと比べても非常に残念な状況にあります。つまり、日本では具体的に「ライト」といった製品表示を禁止する規制もありませんし、JT(日本たばこ産業)のウェブサイトを見ると、「マイルド」や「ライト」は商品の味・香りの特徴をわかりやすく伝える「形容的な表示」で、JT側には自らの意見を表明する権利があるとして、「形容的表示の禁止は消費者の商品選択上の情報を奪い、混乱を招く不適切なもので、これを規制するのは過度な規制だ」と説明しています。

その上で、「日本においては、たばこ事業法に基づく財務省令により、このような形容的表示を使用する場合には消費者に誤解を生じさせないための文言を包装に表示することが義務付けられており、私たちは、当社製品に法令に基づく適切な文言の表示を行っています」と掲示されています。

先般の通常国会では、受動喫煙防止法案でさえ国会提出が先送りになってしまいました。こういう国民の健康を守るという意識の薄い国では、消費者自身が自分の健康は自分で守るという高い意識と強い意志を持たなければいけないようです。

4.肺がんだけの問題じゃない

タバコとがんといえば、すぐに思い浮かぶのは肺がんですが、タバコは、食道、膵臓、肝臓、腎臓、胃、大腸、膀胱、急性骨髄性白血病などの、様々ながんのリスク要因にもなります。幸運にもがんを発症せずにせっかく長生きしても、慢性閉塞性肺疾患になっては文字通り息苦しい老後になってしまうのです。

また父親や母親の喫煙習慣は、たとえそれが妊娠前の喫煙習慣でも、子供の小児白血病の発症因子になるという研究結果もあります。

アメリカでは、タバコに起因する病気による成人の医療費は年間1700億ドル(約19兆円)、受動喫煙を起因するものを含め、生産性の損失は1560億ドル以上(約18.4兆円)という数字があります。

受動喫煙防止に反対する日本の一部の政治家の方々には、タバコのご利益があるのかも知れませんが、私たち一般市民にとってはタバコはまさに百害あって一利なしです。

しかも習慣性があるので、なかなか足を洗えないというジレンマはありますが、あなたの健康を望んでいる家族や友人を安心させるためにも、喫煙者の方は何とか頑張って禁煙し、元喫煙者の方は、喫煙者の方の禁煙を応援すると共に、未成年者に将来おなじ苦労をさせないよう、「いくつになっても、タバコはダメ」と伝えませんか?


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posted by 圭ちゃん at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする