2019年11月12日

動脈硬化予防のためには、いつもの倍の野菜を食べるのがおススメだそうです

 歳を取ってくると心配なのが認知症ですが、男性の認知症のうち約半数は「脳血管性認知症」といって、脳の細い血管が詰まる脳梗塞に関わる物だそうです。そしてその原因となるのが動脈硬化です。

 また、要介護原因第2位の脳卒中は、「脳梗塞・脳出血・くも膜下出血」の総称で、このうち脳梗塞と脳出血も動脈硬化との関係が深いそうです。

 このように、「動脈硬化予防」は非常に大切なことなのですが、理屈は分かってもピンとこない方も多いので、放置しがちになのだそうです。

 今日は、認知症や要介護と深い関係がある「動脈硬化予防」のために必要なことについて、長年、動脈硬化の診断・治療・研究を行っている帝京大学臨床研究センターの寺本民生センター長のお話をもとに、ご紹介したいと思います。

◆時代とともに動脈硬化の症状にも変化が見られるようになってきた

 寺本センター長によると、

「国内では1960年頃が脳卒中発症のピークでした。もともと血圧が高く塩分摂取量の多い国民性により、動脈硬化でもろくなった血管が高血圧で破れやすかったのです。しかし、今はコレステロールがたまったコブによる血栓(血のかたまり)が生じやすくなっています。それは、食生活の影響が大きいと考えられるのです」

ということです。

 厚労省の「平成29年我が国の人口動態」によると、1965年頃まで脳卒中は上昇して死因のトップを独走し、75年頃から減少に転じて91年頃から横ばい。現在は死因の第1位はがん、2位は心臓病、3位は肺炎、脳卒中は4位にまで下がっているそうです。減塩や血圧の管理によって血管が破れる人は減っているものの、動脈硬化で血栓が生じやすい状況は、増加傾向にあるというから油断禁物です。寺本センター長も、

「血管にコレステロールがたまる動脈硬化の原因の一つは動物性脂肪(飽和脂肪酸)のとりすぎにあります。脂肪分の多い肉類などを多く食べることにより、動脈硬化のコブが生じやすくなるのです。野菜不足は拍車をかけます。それを意識していただきたい」

と話しておられます。

日本人の食品群別摂取量(1日)の推移.jpg

 厚労省の「日本人の食事をめぐる状況と『健康的な食事』の在り方」の資料によると、日本人の1日あたりの栄養摂取量は変化しているそうで、肉類はおよそ倍の量になり、魚介類は減少傾向、野菜は微増に過ぎません。野菜は、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、動物性脂肪の吸収も抑えてくれる作用があるのですが、肉類は多くなっているのに野菜が微増では、動脈硬化を防ぐことは難しいと言えます。寺本センター長は毎日の食事の際に気を付けたいことについて、

「野菜の摂取量の目標値は1日450グラムが目安ですが、厳格に量るのは難しいですね。いつもの倍の量を食べるように意識しましょう。また、脂分の多い肉類やラードは控える。青魚を食事に取り入れることを考えてください」

と話しておられます。

 いかがですか?

 知らぬ間に血管のコブは生じているのは間違いないので、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞を起こす前に食事を見直してはいかがでしょうか。

 よろしかったらブログランキングのクリック応援をお願いします。

posted by 圭ちゃん at 17:28| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。