2020年10月06日

物忘れを改善する栄養素は何だと思いますか?

 歳を取って一番心配なのは認知症にならないかということではないでしょうか。いつまで生きられるかは分かりませんが、死ぬ瞬間まで頭はシャキッとしておきたいものです。

 今日は、脳の老化を防いで若々しく健康な脳を保つ食習慣の中から、物忘れを改善する栄養素について、医師の今野裕之さんのお話をもとにご紹介したいと思います。

物忘れを改善する栄養素の画像.jpg

◆ビタミンB群を意識する
 歳をとってくると、確かに年々物忘れが増えてくるのは確かです。しかし、認知症になる前ならば治せるそうで、物忘れが気になったときには、ビタミンB群を積極的に摂れば良いそうです。

 ビタミンB群は私たちが生きるために必要な、非常に大事な栄養素で、ビタミンB群にはB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、B6、葉酸、ビオチン、B12の8種類があります。

 その役割はさまざまだそうで、脳の老化に関連する働きとして重要なことのひとつが、「ホモシステインを分解する」というものだそうです。

 ホモシステインとは、ひと言でいえば「悪玉化したアミノ酸」で、タンパク質が代謝されるとその過程で作られる物質だそうです。そして、ホモシステインが高いことと認知機能の低下は関連があることが分かっているそうです。

 ビタミンB群のうち、特に葉酸・B6・B12が十分にあると、美白効果のある「システイン」や抗酸化作用やデトックス効果のある「グルタチオン」など、アンチエイジングに役立つ物質に変わります。

牛肉と肉たたきの画像.jpg

 一方、葉酸・B6・B12が不足してホモシステインが溜まると、動脈硬化をはじめ、がん・心筋梗塞・脳卒中・リウマチ・シミ・シワなど、さまざまな病気や老化症状の原因となります。

 また、ビタミンB群は摂取した食物を代謝してエネルギーに変えてくれる栄養素でもあるため、生命活動の源であるエネルギーの産生には不可欠と言えます。

 そんなビタミンB群の中でも、糖をうまく体内で利用するためにはビタミンB1、B2、ナイアシンなどが必要で、不足すれば血糖値が下がりにくくなり、老化を早める原因になる「糖化」という現象も起こりやすくなるそうです。

 さらに、血糖値が高い状態が続くと、神経細胞がエネルギー源となる糖を取り込みにくくなり、神経細胞が糖を利用できなくなれば、いわゆるガス欠のような状態となり、脳の機能低下につながるということです。

 また、ビタミンB群は神経の信号をスムーズに伝え、気分の安定に関わる「ドーパミン」や「セロトニン」、「ギャバ」などの合成にも必要だそうです。

 そのため、ビタミンB群の不足はうつ病や不眠症など心の病気の原因にもつながり、心の病気になるとストレスも受けやすくなることから、ストレスによる脳の萎縮も進みやすくなるということです。

◆ビタミンB群が足りなくなると起こる症状は?
 ビタミンB群不足は心身にさまざまな影響を及ぼすのですが、実際にビタミンB群が足りなくなると、どんな症状がおこるのでしょうか。

 以下のような症状があれば、ビタミンB群不足かも知れないそうなので、一度ご自身でチェックしてみて下さい。

• 疲労感
• うつ
• イライラ
• 食欲低下
• 口内炎・口角炎・舌炎
• 抜け毛
• 筋肉痛
• 貧血

 これらの症状が複数当てはまる場合は、一度医療機関を受診して相談することをおすすめしますということです。

◆ビタミンB群の上手な摂り方
 ビタミンB群を摂取するコツとしては、単体ではなく「B群」として複合的に摂ることだそうです。ビタミンB群は動物性食品では豚肉やレバー、うなぎ、まぐろなどに、植物性食品では、ほうれん草、ブロッコリー、にんにく、大豆、玄米などに多く含まれています。

 ただし、ビタミンB12に関しては植物性食品に少なく、肉や魚が苦手な人は不足しがちになるため、要注意だということです。

 調理法に関しては、煮たり茹でたりすると、大切な栄養素が溶け出してしまいます。生で食べられるものはそのまま食べるのがベストですが、鍋料理やスープにして煮汁ごと飲む方法もあります。

 じっくり茹でれば食材が柔らかくなるので、ビタミンB群以外の栄養素もとりやすくなりますが、ただし、上にも書いたように血糖を急上昇させることは禁物だそうです。ご飯にかけたい気持ちはぐっとこらえてスープだけいただくようにして下さい。

牛乳と大豆の画像.jpg

 なお、物忘れは、ビタミンB群の不足のように、認知症以外でも起こる可能性がある症状だそうです。心の病気ではうつ病、不眠症、解離性健忘、ADHDなど、体の病気では貧血、甲状腺機能低下、睡眠時無呼吸症候群などでも起こります。

 これらの病気は適切に対処すれば改善できるものです。万が一認知症であっても、いち早く対応すれば症状の進行を遅くすることは可能でだということなので、
物忘れが出てきたからといって怖がらず、早めに医療機関の精神科・心療内科・神経内科・脳外科などで相談するのがおススメだということです。

 いかがですか?

 物忘れを改善するためには、毎日の食事の中でビタミンB群を積極的に摂ってゆく必要がありあそうですね。

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posted by 圭ちゃん at 18:26| Comment(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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