2018年02月16日

缶コーヒー1本で角砂糖4個分、毎日飲み続けると糖尿病が待っています

 糖尿病になると糖質の摂取を制限されますが、ご飯やパンなど糖質の多い主食を減らすことだけが「糖質制限食」の全てではないそうで、意外なところに高血糖の犯人がいるそうです。

 今日は、『週刊ダイヤモンド』1月13日号の第1特集「科学とデータで迫る 最強の食事術」から、糖尿病などの生活習慣病や肥満治療を行う牧田善二医師が指南する実践術の一部をご紹介したいと思います。

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【『週刊ダイヤモンド』1月13日号より】

 意外かも知れませんが、お酒は血糖値を抑える働きをするそうです。お医者さんは普通、アルコールはカロリーが高いからと、糖尿病患者に禁酒をすすめるそうですが、海外の研究によると、パンをビール、ワイン、ジンと一緒に食べると、酒なしよりも血糖値が上がらなかったという結果が出ているそうでうす。つまり、適量の酒は血糖値を下げるというプラスの働きを期待できるので、断酒の必要はないということです。

 ただ、お酒の種類によって糖質量は異なるので、注意が必要です。発酵酒である日本酒は糖質が多めで、蒸留酒である焼酎やウイスキー、ブランデー、ウォッカなどは糖質ゼロです。

 実は、高血糖の“犯人”は、酒よりもソフトドリンクの中にいます。その代表格は、糖質たっぷりの缶コーヒー、コーラなどの清涼飲料水、オレンジなど果物のジュースです。

 糖質には種類があり、ご飯やパン、パスタ、イモ類などは多糖類、砂糖は二糖類、ブドウ糖や果糖は単糖類に分類されるそうです。多糖類はブドウ糖がたくさん結合したもので、二糖類は糖分子が二つ結合したもの、単糖類は糖分子一つだけで存在するものです。

 食物として口から摂取された糖質は全て一個一個のブドウ糖に分解されます。多糖類も最終的にはブドウ糖に分解され血液中に放出されるのですが、胃で消化されるまでに時間がかかります。それに対して、二糖類や単糖類の液体を大量に飲むと、あっという間に吸収され、一気に血糖値が上がります。これは「血糖値スパイク」と呼ばれ、血糖値スパイクが起こると、今度は血糖値が急下降します。血糖値が低くなり過ぎると、イライラや吐き気、眠気などの不快な症状が出ることがあります。

 このように、血糖値の乱高下を繰り返し続けると、インスリンを出す膵臓に負担がかかって弱っていき、インスリンがなかなか出なくなるため、その間に血糖値がどんどん上がり、遅れてインスリンが大量に出ると、今度は血糖値を下げ過ぎてしまうのです。

 ですから、コーヒーであれば甘い缶入りより、きちんと入れたブラックを、清涼飲料水よりもお茶がおすすめです。また、果物も果糖を多く含んでいるのでたくさん食べるのはすすめられませんが、繊維を取り除いて大量に搾り出すジュースよりは、果物そのものをちょっと食べる方がいいと思います。

 生活上の運動量が多く、食べても血糖値が上がらなかった昔の人に比べ、運動不足で食事時間の不規則な現代人が炭水化物や糖質を多めに摂っていると、膵臓はひどく疲れてしまいます。

 健常者の血糖値は絶えず70〜140mg/dlの間に収まるようにプログラミングされ、インスリンが働いてくれるため、糖質が多いざるそばを食べても問題はありません。しかし糖尿病になると、血糖値は跳ね上がり、疲れ果てた膵臓はもはや、ざるそば1枚で上がった血糖値を抑えるインスリンすら出せなくなってしまいます。

 膵臓は我慢強いため、なかなか危険信号を出さないので、気付いたころには慢性的な高血糖によって糖尿病を発症し、失ってしまった膵臓の機能を取り戻すことはできなくなります。

 ですから、病気になる前に、太る前に、血糖値と向き合うことが大切なのですが、気を付けようにも食事にはいろいろな食材が使われています。カレーライスだってご飯だけでなく、ジャガイモやルウに炭水化物が含まれています。

 でも、正確な糖質量を計算する必要はなく、おおよそどのような血糖値の変化が起きるのかが把握できればいいそうです。ですから、家庭用に市販されている血糖測定器などを活用するのも、いいのではないかと思います。

 いかがですか?

 糖尿病になってから苦しむよりは、できるだけ糖尿病にならないように、日頃から血糖値管理をする方が、いいと思いませんか?


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posted by 圭ちゃん at 18:29| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月12日

大腸がんのリスクがアップするので、盲腸を安易に切除してはいけないそうです

 近年、腸内細菌の研究が進み、さまざまな病気に関わっていることがわかってきたそうで、そんな善玉腸内細菌の“隠れ家”になっているのが「虫垂」(盲腸)だそうです。そして虫垂は、大腸がんの発症にも影響するということです。

 今日はそんな虫垂についてのお話を、ご紹介したいと思います。

 虫垂は大腸の入り口の先端にある小さな器官で、かつては「必要のない器官」と見なされていました。それは、人間が進化する過程で機能を失い、その跡だけが残ったものだと考えられていたからです。そのため急性虫垂炎と診断されると、ほとんどの場合で虫垂を摘出する切除術が行われていました。

 しかし最近の研究で、虫垂の中にある免疫細胞が大腸の粘液中に分泌されている「IgA」という抗体を産生していて、腸内細菌の制御にも関わっていることがわかってきたそうです。

 そのため、軽い虫垂炎では安易に切除はせず、まずは抗生剤で炎症を抑える保存的治療を行うケースが増えているということです。

 日本消化器病学会専門医の江田証氏(江田クリニック院長)は、次のように話されています。

 「大腸内には100兆個もの腸内細菌が生息していて、バランスをとりながら免疫機能をコントロールしています。腸内細菌はバクテリアですが、大腸内に大量に生息しているのに腸の粘膜内に侵入し、感染症を起こすことはありません。これは、腸壁の粘液の中に分泌されているIgA抗体の働きによるものです。つまり、IgA抗体が免疫力を高め感染症を防いでいるのです」

 IgA抗体は虫垂のリンパ組織に存在する免疫細胞で作られているため、虫垂を手術で切除してしまうと腸内細菌のバランスが一時的に崩れ、免疫機能に悪影響を与えてしまうため、大腸がんの発症をアップさせている可能性があるのだそうです。

■腸内細菌のバランスが崩れる

 2015年に発表された台湾の研究によると、虫垂を切除した人は大腸がんを発症しやすくなると報告されているそうです。その研究によると、手術で虫垂を切除した7万5979人と、切除していない30万3640人を14年間にわたって追跡したところ、大腸がんの発症は、切除した人が切除していない人の1・14倍に上り、さらに、切除してから1年半〜3年半の2年間に限ると、切除した人は2・13倍も大腸がんになりやすいこともわかったということです。

 江田院長はこれについて、

「大腸がんの人の大腸内では、フソバクテリウム・ヌクレアタムという腸内細菌が特異的に増えていることが報告されています。腸内細菌は大腸がんの発症に大きく関わっているのです。がんを退治するのは免疫細胞ですから、虫垂切除によって腸内細菌のバランスが崩れ、一時的に免疫力が低下した可能性があります」

と、話されています。このように、虫垂が重要な働きをしている器官であることは、間違いないようです。

 ですから、急性虫垂炎と診断されても、安易に手術で虫垂を切除することは避けた方が良いということですが、一方で、急性虫垂炎が重症化すると虫垂に穴が開いて腹膜炎を起こし、最悪の場合は死に至る可能性があるので、病状によっては虫垂を切除しないといけないケースもあるということです。何れにしても、急性虫垂炎と診断された場合は、専門医と手術のメリットとデメリットを良く相談して、ベストな治療法を選択して下さい。

 また江田院長は、

 「また、虫垂を切除して大腸がんの発症がアップするのは、術後1年半〜3年半で、それ以降はどちらもリスクが変わらなくなります。詳しいことはわかっていませんが腸内細菌のバランスが一定の期間で元に戻るのではないかと考えられます。大腸で働くIgA抗体は虫垂で作られていますが、小腸で働くIgA抗体は小腸のパイエル板というリンパ組織で作られています。切除された虫垂が担っていたIgA抗体を産生する機能を別の器官がカバーしている可能性もあります」

と、話されているので、すでに虫垂を切除してしまった人や、重症で切除せざるを得ない人も、いたずらに怯える必要はないそうで、術後3〜4年は大腸がんリスクが高いということを認識して、その期間は定期的に便潜血検査や大腸内視鏡検査を受けるようにすればいいということです。

 いかがですか?

 昔は虫垂炎になったら虫垂を切るのが当たり前でしたが、今はそうではないということを初めて知りました。科学の進歩ってすごいですね。

 私もまだ虫垂は持っているので、大腸がんにならないためにも、大切にしたいと思います。

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posted by 圭ちゃん at 17:00| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月02日

砂糖の消費が心臓病の発症に関係するという研究が、過去に隠蔽されたそうです

 砂糖は、私たちの食生活には無くてはならない調味料の一つですが、最近では糖質が嫌われ者になっていることもあって、何かと話題になりがちです。

 また、砂糖が健康に影響を及ぼすという研究報告があるそうです。今日はそうした研究報告のうち、砂糖の消費と心臓病の関連性についての研究報告について、ご紹介したいと思います。

 過去50年ほどの間、脂肪が心臓病の主要因であると考えられてきましたが、最新の研究の結果によると、その真犯人は、卵から摂取したコレステロールや、胃から動脈へ取り込まれたステーキではないようだということが、分かってきています。その代わりということではありませんが、ここ10年ほどの研究で、砂糖の消費と心臓病の関連性が明らかになってきているのだそうです。そして、砂糖業界がそれらの事実を隠していたことが明らかになってきたのだそうです。

 実は、1960年代、心臓病の原因を研究していた科学者らは、砂糖を犯人と考えていましたが、ジャーナル誌PLOS Biologyに発表された論文によると、砂糖業界が出資した研究により、その関係性は曖昧にされ、葬られたそうで、同論文の研究者の1人、カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校のStanton Glantz氏によると、砂糖業界は、うまく全責任を脂肪になすり付けたのだそうです。

 Glantzら研究チームは、米国の砂糖事業者団体と関係の深い財団「Sugar Research Foundation」が出資した、砂糖による健康への悪影響を調べた研究に注目しました。同財団は、好ましくない結果が出はじめたため、研究が完了する前に資金提供を打ち切っていたのだそうです。

 さらにSugar Research Foundationは1967年、砂糖の消費と心臓病の関連を示した研究を疑問視するレビュー記事に、秘密裏に出資したそうです。同記事は『The New England Journal of Medicine』に掲載され、その後、SRFは独自の研究に着手しています。その研究は、サクロース(砂糖)を摂取したラットと、でんぷんまたは通常の食事を摂取したラットを比較した研究ですが、3年間行われたものな、完了のわずか12週間前に資金が打ち切られたのだそうです。

 研究が打ち切られた理由ですが、その時点での暫定的な結果として、砂糖を多く摂取したラットは、他のラットに比べてトリグリセリドの血中濃度が高くなっていたからのようです。人の場合、トリグリセリドが高いことは、心臓発作や脳卒中の危険因子とされています。また同研究では、砂糖の摂取と、人の膀胱がんと関係する酵素であるベータ・グルクロニダーゼの関連性も示されていました。

 これらはあくまでも、ラットを用いた研究で、また、危険因子に過ぎず、疾患の存在を示すものではないので、砂糖が心臓病の原因だと決めつけることはできませんが、「砂糖は単なるカロリー源ではない」ことを示す証拠の一部になるのではないかと思います。

 いかがですか?

 砂糖は無くてはならないものだけに、私たちとしては"摂り過ぎ"に注意することが、健康的な生活を送る上で、必須かも知れませんね。


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posted by 圭ちゃん at 18:35| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする