2017年05月20日

軽度認知障害かチェックできるチェックリスト

私は、自分で言うのもなんですが記憶力は良い方で、若い時のことも鮮明に覚えています。それに引き換えて、主人は最近とみに記憶力があやしくなってきていて、認知症の前兆ではないかと心配しています。

ところで、超高齢化が進む日本ですが、認知症患者は推計で約462万人。また、認知症予備軍と言われる人も400万人いるといわれているそうです。

今日は、そんな認知症にならないために押さえておきたい認知症予防のポイントについて、ご紹介したいと思います。

1.「軽度認知障害」とは

健康な人がある日突然、認知症になるということはなく、必ず、認知症予備軍とも言われる、このMCI(=軽度認知障害)という過程を通ることになります。

MCIというのは、もの忘れの自覚はあるものの、認知症とも正常とも言い切れない状態のことです。

2.軽度認知障害の可能性があるかどうかのチェックリスト

まずは、軽度認知障害の可能性があるかどうかをチェックできる簡単な方法を、ご紹介します。

これは、認知症予防の第一人者といわれる東京医科歯科大学・朝田特任教授に紹介して貰った、「10のサイン」です。

(1)何度も同じ話をする
(2)会話に「あれ、これ」を使うことが増えた
(3)気づかずに同じ商品を買ってしまう
(4)外出が減った
(5)趣味が楽しめなくなった
(6)日付が言えない
(7)小銭を使わなくなった
(8)服装など無頓着になる
(9)家電操作にまごつく
(10)水を出しっぱなしにする

この10のサインのうち3つ以上あてはまる人、それが悪化しているという人は、MCIの可能性があると考えられいます。「もの忘れ外来」や「認知症」専門医のいる病院で一度、受診されることをおすすめします。

3.軽度認知障害となった場合の状況

これは3年前に軽度認知障害と診断された、記者の山本さんの例ですが、

「62歳になる直前に仕事でダブルブッキングをしてしまった。同じ日の同じ時刻にインタビューをする取材(の約束)を2人同時にしてしまって、『山本さん今日の約束はどうなっているんですか?』という電話が入って驚いてしまったんです」


そうです。

それで直ぐに病院へ行ったところ、MCIという診断を受けたとのことです。

4.MCIを放置するとどうなるか?

人によっては「何かおかしい」と思いながらも、年齢のせいにして放っておいてしまいそうですが、こういったサインを放っておいてはいけないそうです。

それは、朝田特任教授によると、MCIをそのまま放っておくと、4年以内で約半数の人が認知症を発症するということからです。

5.認知症対策の方法

しかし、MCIの段階で気がついて対策すれば、認知機能の低下を遅らせたり改善したりすることもできるといわれているそうです。

その対策ですが、「2つの課題を同時にこなす」という方法が有効だそうです。

先ほどの山本さんは、週に1度、認知機能を向上させるためのデイケアに通っていて、そこで教わった筋力トレーニングを毎日行っているそうです。運動すると筋肉の痛みや刺激などの情報が脳に行き、普段使わない筋肉を意識して動かすことで、脳の活性化につながるということです。

さらに山本さんは、デイケアで覚えたプサルテリーという楽器を週に1度は演奏しているそうで、楽器演奏は、「譜面を見て音階を理解して、手や指先を動かして音を出す」ということが必要で、こうした2つの課題を同時にこなすことが、脳の情報処理能力を高め、認知機能の向上につながると期待されているのだそうです。

実際に、山本さんはこうした認知機能向上を目指したトレーニングを行っている事で、もの忘れの回数が減ってきたと話しているそうです。

もちろん、トレーニングさえ行えば、すべての認知症予備軍の人の認知機能が改善するとも言い切れないと思いますが、なるべく早い段階で認知症の兆しに気づいて、治療や運動などを行っていく事は、少しでも認知症の信仰を遅らせるのに有効なのは間違いないと思います。

6.趣味を持って楽しんで生きる

3年前、軽度認知障害と診断された山本さんは、それまで興味のなかった音楽や絵に興味を持ち、それを趣味として充実した生活を送っているそうで、「新たなことに挑戦することは脳への刺激になって、認知機能の向上にもつながってくると思う」と、話しています。

いかがですか?

私たちは歳を取って行くに連れ、脳の機能が低下して行くことはやむを得ないところはありますが、私としては、認知症になって周りに迷惑をかけないよう、できるだけ健康的に老けていけたらと、思っています。


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2017年05月03日

お医者さんは、健康診断の腫瘍マーカーを勧めないそうです

人間ドック、受けてますか?

私は最近はご無沙汰していますが、人間ドックを申し込むと、大抵「血液検査で簡単にがんの可能性がわかる」といううたい文句でオプションの「腫瘍マーカー」が選択できるようになっていることが多いと思います。

「腫瘍マーカー」は、その響きだけ聞くと、なんとなく良さそうに思えるのですが、お医者さんは健康診断での「腫瘍マーカー」の実施をあまり勧めないのだそうです。

今日は、この「腫瘍マーカー」についての情報を、ご紹介したいと思います。

お医者さんが「腫瘍マーカー」を推奨しない理由ですが、次の通り5つあります。


【理由1】 「偽陰性」:早期がんでは上昇しない


ほとんどの腫瘍マーカーは、早期がんでは上昇しないそうです。また、逆に進行がんでも上昇しないこともあるので注意が必要だということです。通常良く用いられるのは、「抗がん剤治療や放射線治療での効果判定」や「腫瘍マーカーの高いがんの術後の経過観察」を目的とした場合だそうです。

例外的に、肝がんリスクが高い肝炎ウイルス陽性の方には、臓器特異性が高いAFPやPIVKA-IIといった腫瘍マーカーを用いて肝がんの有無を確認することはありますが、健康診断で有効といえる腫瘍マーカーはほぼ皆無で、あるとすれば、前立腺がんのPSA測定ぐらいだそうです。


【理由2】 「疑陽性」:がん以外の良性の疾患でも上昇する

腫瘍マーカーは、がん以外の原因でも上昇することがあり、例えば、大腸がんや肺がんなどで上昇するとされるCEAは、高齢者や喫煙、糖尿病、慢性肝炎などでも上昇することがあります。

また、膵がん、大腸がんなどで上昇するCA19-9は、胆管炎を併発した場合や急性・慢性膵炎、胃炎、急性・慢性肝炎、肝硬変、子宮内膜症や卵巣嚢腫などの良性婦人科疾患、気管支炎、気管支嚢胞、肺結核、10〜20代の女性や妊婦、糖尿病などでも上昇することがあります。

腫瘍マーカーというのは、がん細胞またはがんに対するからだの反応によって作られ、血液や尿、組織などで増加している物質のことです。しかし腫瘍マーカーは、がん細胞だけでなく、正常細胞でも作られるので、健常な人の体内にもわずかに存在します。ですから、悪性腫瘍だけでなく、良性の疾患でも上昇することがあるのだということです。


【理由3】 「検査漬け」:腫瘍マーカーが関与する臓器は多種多様

例えば、良く用いられる腫瘍マーカーのCEAを例にとると、CEAが上昇するときに考えられるがんには、大腸がん、膵がん、胆管がん、肺がん、食道がん、胃がん、乳がん、子宮がん、卵巣がん、泌尿器がんがあります。

実際にがんかどうか調べていくには、血液検査、レントゲン検査、超音波検査、上部消化管内視鏡検査、大腸内視鏡検査、CT検査とほぼフルコースで検査をしなければならず、検査の結果、「検査はひと通りしましたが、明らかながんはありませんでした」と医師から告げられることも少なくはないのだそうで、それほどまでにがんの診断は難しいということだと思います。

【理由4】 「がんの恐怖」:見えないがんの恐怖におびえる日々

腫瘍マーカーの結果を受けて、全身の検査を受けたけれども異常なしで、腫瘍マーカーは、「疑陽性」の可能性が高いけど、「もしかしたら」という気持ちをぬぐいきれない受診者も少なくはないということです。その結果、「がんが隠れているかもしれないから定期的に検査をしてほしい」と数カ月ごとに検査を希望される方もいるそうです。

腫瘍マーカーを測定したがために、がんにおびえる不安な日々を送らざるを得ないなんて、なんとなく自分で墓穴を掘っているようですね。

【理由5】 「おいしいのは医療機関」:一回の検査で二度おいしい


腫瘍マーカーは、病気以外で測定すると自費です。けっして安い検査ではありません。そして、異常値が出た場合は再度受診して、全身をくまなく検査させられ、高い医療費を払わないといけないはめになります。


つまり、腫瘍マーカーは、医療機関にとってはおいしい検査ということです。

いかがですか?

腫瘍マーカーが上昇してがんが見つかることもありますが、その多くはすでに進行がんだそうです。

つまり、健康診断での腫瘍マーカー測定は、高い検査費用に対して効果はあまり望めないということみたいですね。

健康診断でオプションの腫瘍マーカーを付けるぐらいなら、直接観察できる「内視鏡検査」や「超音波検査」など他の検査を追加した方がいいということでした。

人間ドックを受診される時の、参考にして下さい。


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2017年04月19日

睡眠不足だと認知症になりやすいそうです

睡眠不足だと、アルツハイマー病の発症率も高いことが分かってきたそうです。やはり、睡眠不足は、脳の働きに大きな影響を与えるようです。

今日は、睡眠不足と認知症の関係について、ご紹介したいと思います。

確かに、徹夜などをしたり夜良く寝れなかったりして睡眠不足になると、頭がボーッとして、うまく回らず、しようもないところでミスしたりします。

つまり、睡眠不足は脳の働きに大きな影響を与えるということで、実際これを調べた研究の結果、睡眠不足の日が何日か続くと、明らかに記憶力や認知能力が衰えることが分かっているそうです。

記憶を司るのは脳の海馬という部分ですが、睡眠時間が少ない子供はこの海馬の体積が小さくなっていて、成人を対象にした研究でも、しっかり睡眠時間を取っている人の方が記憶力が高いというデータが出ているということです。

例えば、米国で120人の高校生を対象に「睡眠時間と成績の関係」を調べた研究では、成績の良い生徒ほど睡眠時間が長く(7時間半程度)、就寝時刻が早い(22時半ごろ)という結果が得られています。

さらに、「慢性的な睡眠不足は将来の認知症にもつながる」と、RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック(横浜市港北区)の白濱院長は警告しています。

認知症のタイプには「脳血管性認知症」や「レビー小体型認知症」などもありますが、圧倒的に多いのはアルツハイマー病で、この病気は「β(ベータ)アミロイド」(アミロイドベータ)というたんぱく質が脳にたまって、脳の神経細胞を破壊することで起こります。

実は、たまったβアミロイドは睡眠中に処理されるそうなのですが、年をとるとメラトニンというホルモンの分泌が減り、眠りが浅くなるため、βアミロイドがたまりやすくなります。

「この日中に増えたβアミロイドを消すためには、6時間半以上の睡眠が必要です」と白濱院長は話しています。

睡眠不足が続くと、脳内のβアミロイドを処理しきれず、返せない借金のように、どんどんβアミロイドが増えていき、アルツハイマー病を発症する危険性が高まるというわけです。

実際、このことは研究結果も発表されていて、睡眠時間が短い人はアルツハイマー病の発症率が高いことが分かっているそうです。

これは、2015年に発表された研究結果で、脳内にβアミロイドが増えると睡眠の質が悪くなり、さらにβアミロイドがたまりやすくなる悪循環を引き起こすことが示唆されたというものです。(Nat Neurosci. 2015 Jul;18(7):1051-7)

いかがですか?

現代人は睡眠不足気味の人が多いということを聞いたことがありますが、将来認知症にならないためにも、できるだけ良い睡眠を取りたいものですね。



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