2018年06月17日

顔色やむくみからわかる病気のサイン

 あなたは、最近自分の顔をじっくりと見たことがありますか? 日常見ているようで見ていないのが自分の顔です。「顔の色が悪い」「むくんでいる」・・・そういう症状はないでしょうか?

 今日は、顔に現れる病気のサインについてご紹介したいと思います。

◆毎日続けたい、顔色・むくみのセルフチェック
 毎日見ているようで、意外と見ていないのが自分の顔です。一般に顔の皮膚は体の皮膚と比較して厚さが薄いので、血行状態に左右されやすく、体調が悪いと、顔色が悪く見えたりします。「いつもより顔色が悪い」「何だか少しむくんでいるかも」というように、小さな変化に気が付くことは、体調管理の上でとても重要なことです。

 顔に表れる病気のサインとして特にわかりやすいのが毎日の「顔色」と「むくみ」です。それぞれが起こる原因と、考えられる病気、特徴的な症状を解説します。


◆顔色でわかるよくある病気:貧血と黄疸
●顔色が青白くなる貧血
 貧血になると血液中の赤血球が足りなくなるため、顔色が青白くなります。若い女性によく見られるのは「鉄欠乏性貧血」といって、鉄分不足によるものですが、比較的年配の方で貧血になる場合は体のどこかで慢性的に出血が起こっていることがありますので、気になる場合は、血液検査で本当に貧血かどうか調べてみる必要があります。

 貧血のほかの症状としては、息切れや動悸、下瞼をアッカンベーの状態にした時に見える結膜の赤い部分の赤みが薄くなるなどの症状があります。

●顔色が黄色っぽくなる黄疸
 顔色が黄色くなる「黄疸」という症状があります。黄疸とは、血中のビリルビンという色素が増加して、全身の皮膚や粘膜に過剰に沈着すると起こります。でも日本人は黄色人種なので、程度が軽いとわかりにくいことも多く、その場合は白目の部分が黄色いかどうかで判断します。

 主に肝臓や胆道の病気、血液が壊れる溶血性貧血などで起こりますが、一部体質性のものもあります。どちらにしても、目で見てわかるほど皮膚や白目が黄色くなったら、一度検査する必要があります。

 ちなみにみかんの食べすぎで皮膚が黄色くなるのは「柑皮症」と言われ、みかんに含まれるカロチンという色素によるもので、黄疸とは全く別なので安心して下さい。


◆むくみでわかる病気のサイン
 むくみというものは、簡単にいうと、皮下に余計な水分がたまってしまった状態のことです。皮下には毛細血管やリンパ管が張り巡らされていて、それらから細胞へは酸素や養分が、細胞から血管、リンパ管へは老廃物が受け渡しされています。

 血管と細胞の間を受け渡しするのが細胞の周りにある細胞間液で、この細胞間液が何らかの原因で一時的に増えるのが「むくみ」です。医学的にはむくみは「浮腫」といいます。以下に、病的なむくみとそうでないむくみを大まかに分類しています。


▼病的なむくみ
・心臓の病気
 血液を送り出すポンプの役割をする心臓が弱くなると、血液がうまく心臓にかえってこれずむくみが起こる

・腎臓の病気
 血液をろ過して、いらない成分を尿として排泄して、必要な成分を再吸収するという役割を担っている腎臓が悪くなると、体に水がたまりむくみが起こる

・甲状腺機能低下症
 甲状腺というのどにある臓器がうまく働かなくなる

・肝臓の病気
 肝硬変が進行してしまった場合

・服用している薬の影響

・特発性浮腫
 上記の原因にあてはまらない、比較的中年女性に多いむくみ。立位で悪化し、夕方と朝で体重差が1.5kg以上もある

・クインケ浮腫
 眼や口の周りに突然起こるむくみ。アレルギーの一種ともいわれるが原因は不明。数時間でもどることがほとんど


▼病的なものではないむくみ
・女性の生理直前のむくみ
 月経直前1週間前〜月経までは女性ホルモンの一種である黄体ホルモンに水分をためこむ性質があるため

・妊娠(とくに妊娠後期)

・アルコール
 お酒は血管内脱水といって、血管の中には水が無いのに、血管の外に水が染み出してしまう状態を作り出すのでむくむ

・塩分の摂りすぎ、ビタミン・ミネラル不足
 特にカリウム、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB1の不足でむくむといわれる。ビタミンB1不足はいわゆる脚気ですが、現代ではアルコールや清涼飲料水の飲みすぎ、インスタント食品のとりすぎなどから起こることが多く、まれですが心臓に障害が起こって救急車で病院に運ばれることもあるので気をお付けて下さい。

 病的なむくみとそうでないものの見分けはなかなか難しいですが、特に1週間以上続いていたり、体重が急激に増えたり(たとえば1週間に2kgなど…)、いきなり尿量が減ったり、血尿が出たり、脈がとんだり、胸が重苦しく感じたりと、何か他の症状があるときは病院への受診をおすすめします。

 いかがですか?

 顔に現れる病気のサインは、今回紹介した例以外にもいろいろあります。自分の顔をよくチェックして「何かがいつもと違う」ということに気づけるようになることが重要ですが、逆に毎日見ていると気づかない変化もあります。できればいつもかかる医療機関をかかりつけ医に決めておいて、そこに相談するのが良いと思います。


 ブログランキングのクリック応援をお願いします。

posted by 圭ちゃん at 18:09| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月09日

菓子パンやスナック菓子に含まれるトランス脂肪酸で、人格変貌や重病の恐れがあるそうです

 あなたは、菓子パンやスナック菓子は好きでしょうか?

 実は、菓子パンやスナック菓子に含まれているトランス脂肪酸で、人格変貌や重病の恐れがあるのだそうです。

 今日はこの「トランス脂肪酸が人体にもたらす影響」について、昨年の7月5日にアメリカの医学誌「JAMAインターナル・メディシン」で発表された「バター、ラード、赤身肉などに含まれる飽和脂肪酸が早死リスクを上昇させる」という研究結果をもとに、ご紹介したいと思います。

●欧米では規制されているトランス脂肪酸

 トランス脂肪酸は、天然にできるものとして、動物性食品のバター、チーズ、牛肉、羊肉などに微量が含まれ、特に反芻動物である牛は胃のなかの微生物によってトランス脂肪酸が合成されてしまうため、わずかではありますが、肉や乳脂肪のなかにもトランス脂肪酸が確実に存在しています。ただし、それらはほとんど問題にならないそうです。

 注意しなければならないのは、工業製品化された食品であるマーガリン、ショートニング、菓子パン、スナック菓子、クッキー、ビスケット、アイスクリーム、インスタント食品、レトルト食品、ファストフードなどに多く含まれる人工のトランス脂肪酸です。

 良く食品の成分表に記載されている「植物性油脂」や、揚げ物に使われている油のほとんどには、トランス脂肪酸ご多量に含まれているそうです。

 アメリカ食品医薬品局は、トランス脂肪酸が悪玉コレステロールの数値を上昇させるだけではなく、善玉コレステロールの数値を低下させることを認めました。これは、冠状動脈(心臓)や脳の血管に悪影響を与えるということです。

 また、トランス脂肪酸の摂取は、アルツハイマー病やパーキンソン病の原因となるという研究結果も出ていますし、血中の中性脂肪の大部分を占めるトリアシルグリセロールを増加させるため、インスリン抵抗性が増して高血圧や糖尿病の原因になるとも言われています。

 そしてトランス脂肪酸は、その構造が酷似していることから、「プラスチック食品」や「狂った脂肪」と呼ばれていて、欧米各国では含有量などについて厳しい規制があります。しかし、日本ではまったく規制がなく野放し状態なんだそうで、先進国として大変恥ずべき状況と言えます。

 なぜ日本で規制されていないのかと言うと、「欧米にくらべて摂取量が少ないから」ということだそうですが、私たちの食生活から考えると、全くの欺瞞と言っても過言ではないと思います。なぜなら、私たちは日常的にかなりの量のトランス脂肪酸を摂っているからです。街に出ればファストフード店が軒を並べていて、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで売られている食品の表示や外食の際の揚げ物の量を見ても、「植物性油脂」が含まれていない加工食品はないからです。

 日本でトランス脂肪酸の規制が進まないのは、ファストフード業界や製パン会社をはじめとする食品業界が圧力をかけているためと言われています。ですから、私たちは自らの選択で食卓からトランス脂肪酸を排除する必要があります。

●トランス脂肪酸の大量摂取で糖尿病に

 米カリフォルニア大学での研究では、「トランス脂肪酸は、人を怒りっぽく攻撃的にする」という研究結果も出ているそうで、その中では「心身ともに悪影響を与えるので、子供たちの学校給食や刑務所での食事には、トランス脂肪酸を含まないよう十分に注意するべきだ」とも述べられているそうです。

 また米ハーバード大学の研究では、「トランス脂肪酸を多く含む食品を好む人たちは糖尿病になりやすい」という結果が発表されているということです。これは、34〜59歳までの健康な看護師8万4000人を対象に14年間追跡して得られた結果だそうです。

 脂肪は私たち人間の体にとって絶対的に必要なものですが、その種類や摂り方を間違えると、思わぬ事態を引き起こすことになります。脂肪を正しく理解し、食生活に生かすことが必要だと言えます。

 そして、脂肪酸の種類によって調理法も変える必要があるそうです。炎症を抑制する働きのあるオメガ3脂肪酸は70度で分解が始まってしまうため、加熱には向いていません。オメガ6脂肪酸の分解温度は170度といわれているので、それ以上の温度で揚げ物をするのはやめたほうがいいのだそうです。このような基本的な情報を、私たちも正しく理解して、いろいろな油を取り扱う必要がありそうです。

 今後の世界的な動きですが、飽和脂肪酸を多量に含んだ動物性食品の摂取量の見直しと、工業製品的につくられたトランス脂肪酸に対する規制の動きが活発になっていくと思われますが、日本で規制が導入されるのがいつになるかは、分かりません。

 ですからそれまでは、自らの努力で自らを守るしかないということです。

 いかがですか?

 飽和脂肪酸やトランス脂肪酸、できるだけ摂らないに越したことはなさそうですね、


 ブログランキングのクリック応援をお願いします。

posted by 圭ちゃん at 18:45| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月26日

タバコを吸わない人でも肺がんになるそうです

 あなたはタバコを吸ってますか?あるいは昔吸ったことがありますか?

 喫煙者がなりやすいがんとしては肺がんがあると思いますが、実はタバコを吸わない人でも肺がんになる可能性があるのだそうです。

 今日はそんな肺がんにまつわるお話を、Q&A形式でご紹介したいと思います。

【問題】喫煙率が低下するなか、以下の肺がんの種類のうち、近年、割合が増えているものはどれだと思いますか?
(1)腺がん
(2)扁平上皮がん
(3)小細胞がん
 正解は、(1)腺がん です。

●喫煙者がなりやすい肺がんは減少しているものの、大細胞がんや、腺がんは増加
 肺がんは、がん細胞の組織型の特徴から、小細胞がんとそれ以外のがん(非小細胞がん)に大きく分けられます。非小細胞がんには、腺がん、扁平上皮がん、大細胞がんの3種類があります。これら4種類の肺がんには、症状が出にくいものと出やすいものがあります。扁平上皮がんと小細胞がんは喫煙者に多く、煙の影響を受けやすい肺の入口にできます。咳、息切れ、血痰などの症状が早くから出るので、受診につながりやすいがんです。

 一方、大細胞がんや、肺がんの約半数を占める腺がんは非喫煙者の割合が高く、できる場所は肺の奥です。早期から自覚症状があるのはまれで、かなり進行してから出ます。そのため、発見が遅れるのが難点です。

 喫煙率の低下に伴い、喫煙者に多い扁平上皮がんは大幅に減少しています。数十年前、男性に最も多いのは扁平上皮がんでしたが、現在は男女問わず腺がんが最多です。腺がんが増えたというより、扁平上皮がんと小細胞がんが減ったために相対的に腺がんの比率が増えていると言えます。

 また、腺がんの比率が増えた理由の一つとして、順天堂大学医学部附属順天堂医院副院長・呼吸器内科学教授の高橋和久氏は「健康診断の充実」を挙げています。人間ドックのオプションに胸部CT検査が加わり、昔と比べて自覚症状のない腺がんが見つかりやすくなりました。腺がんそのものが増えたというより、以前は発見されなかった線がんの数が、医学の進歩等とも相まって以前よりも発見される数が増えているということです。

 さらに、肺がん治療は、がんの種類や病期によって異なるので、私はタバコを吸ってないから肺がんにはかからないと思うのではなく、タバコを吸っていなくてもかかる肺がんの種類があるということを頭の隅において、定期的に人間ドックを受診するなど、健康管理に留意して下さいね。


 ブログランキングのクリック応援をお願いします。

posted by 圭ちゃん at 18:32| Comment(0) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする